Another Hundred Years


家族から譲り受けた愛着のある家具や椅子。
いくら大切に使っていたって長く使っていれば、やはり傷みが出て来てしまうもの。

でも木の家具のいいところは、手を入れることでまだまだ現役で活躍してくれることです。

こちらは、お客さまがお父様から譲り受けたというコーヒーテーブル。



天板のデザインにシェイプ、そしてバランスのとれた脚の細さと、
どこから見てもシルエットが美しいテーブル。
古い日本の家具にはこんな素敵なテーブルがあったんだ!と、感動してしまいました。




ただ、長く使っているうちに、天板の塗装が剥がれ突き板も浮き上がってきています。
収納部分の蓋の丁番も欠損し、平なはずの天板には段差が。

uppie serviceのお店にある小さな工房で修理をすることになりました。
まずは一度すべてばらばらにし、古い塗装も剥がすことに。


意外に難問は天板蓋部分の丁番でした。
色々な金物屋さんのカタログをみましたが、同じものがありません。
そこでお世話になっている金物屋さんに相談に行ってみると、大正〜昭和初期に作られたの鋳物の蝶番だとか!
運良く在庫が残っていたので構造を変えずに修繕ができました。

こちら修繕後の写真です。
 天板もぴかぴかに!



無事に蓋もついてすべてが元通り。

これでまた何十年と使って頂けるコーヒーテーブルになりました。

愛着があるけれど壊れてしまったり、傷んでしまった家具。手放してしまう前にちょっと考えてみてください。
修理をすればまだまだ現役で活躍してくれるかも知れないし、
色を替えたり、サイズや仕様をちょっと変更することで、
あたらしい魅力を発見できるかも知れません。

uppie serviceでは、家具の修理やリメイクを承っています。
お気軽にお問い合わせください!
info@uppieservice.com



 

uppie service CHRONICLE Design by Insight © 2009