Master's Work

本日、私用で池袋にある自由学園の明日館へ行きました。

こちらは、近代建築三大巨匠のひとり、
フランク・ロイド・ライト(Frank Lloyd Wrigh)が設計したもの。
(三大巨匠のあと二人はご存知、ル・コルビジェとミース・デル・ファンデル・ローエですね♪)

ちなみに自由学園は、いわゆる知識の詰め込みではない“自由”な教育の場として、
羽仁もと子と羽仁吉一夫妻によって1921年に設立されました。
フランク・ロイド・ライトは帝国ホテル設計の来日中に夫妻と出会い、
その精神に共感し、進んで明日館の設計に携わったと言われています。

日本では帝国ホテルの設計などでも彼の作品を目にすることができますが、
こちら明日館も彼が推奨した「プレーリースタイル」、
水平を強調したデザインや、くつろぎやすいオープンなスペース、
自然の素材を生かした装飾などが見所です。
こちらは講堂。内観の写真はありませんが、白い壁や天井に入った木製のモールや、
照明や窓のデザインがとても美しいです。
こちらは講堂の窓です。 幾何学模様がとても洗練された雰囲気です。

 こちらは講堂の入り口。窓と同じくライトならではのデザイン。



建物自体はもちろん、窓や照明、扉、家具など
至る所にシンメトリーや幾何学模様があしらわれ、
巨匠の技が光ります。
自由学園のコンセプトにも理由があるのかもしれませんが、
素晴らしい意匠なのに、どれも素朴な空気感を併せもち、
決して押し付けがましくない、とても気持のいい雰囲気なのです。
いや〜、本当に素晴らしい!

2度目の訪問でしたが、ふとしたところにこだわりを発見できる楽しい場所。

まだ訪れたことがなければ、是非一度見に行ってみてください!
 

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